池田 浩司 自己紹介へ

【住まいの豆知識】防蟻処理のこと

こんにちは、ケーアイリビングの池田です。

今回は、住まいの豆知識「防蟻処理」についてお話しします。

防蟻処理のこと

 

構造写真

家のメンテナンスの際、意外と費用がかかるのが、シロアリの防蟻工事です。

日本で一般的な防蟻工事の保証期間が5年です。

なぜ5年なのか・・・それは5年経つと、防蟻薬の効果が薄れるということをあらわしています。

人生100年時代!

例えば30歳で家を建てて、80歳まで我が家で暮らすと仮定します。

5年ごとに防蟻工事をするとなると・・・

1回あたり 200,000円×計11回= 合計2,200,000円×消費税

メンテナンス代が、想像以上に高額だとわかりますね。

構造紹介写真

しかも防蟻薬は近年安全になったとはいえ「農薬」です。

小さなペットや胎児に悪影響があることも報告されています。

ここ最近ミツバチがいなくなったのも、防蟻薬の影響もあるのではないか、と言われています。

自然素材の家づくりをしているケーアイリビングでは、一般的に使用されている農薬系の防蟻薬を使わず、ホウ素系防蟻薬を散布します。

その薬剤の名前は「エコボロン」です。

エコボロン画像

「エコボロン」の成分は、天然の岩塩から抽出されるホウ酸です。

目薬にも含まれている安全な薬剤です。

ホウ酸は、自然界に存在しているものなので、人間の体内に入っても安全です。

ただし、腎臓を有する動物(人間)に対しては安全ですが、シロアリなど腎臓を持たない虫とっては毒になります。

シロアリはアリではなく、ゴキブリの仲間だということをご存知でしたか。

ゴキブリにホウ酸団子がよく効くのは有名ですよね。それと同じことなのです。

実は、先進国で農薬系の防蟻材を使用しているのは、日本ぐらいです。

他国では、ほとんどホウ素系防蟻薬を散布しています。

ホウ素系の防蟻薬の特徴は、一度散布すると洪水などで浸水しない限り、効果が半永久的に持続するということです。

建築後、リノベーション等で壁を取らない限り、壁の中は二度と防蟻薬を散布できません。

農薬系の防蟻薬だと5年間しか効果は保証されませんが、ホウ素系防蟻薬だと、壁の中でも安心が続きます。

最近はアメリカカンザイシロアリといって、屋根からくるシロアリもいます。

建築時に「エコボロン」を家全体に散布すると、さらに効果的です。

ぜひ、お家づくりをされるうえでご参考になさってください。

防蟻処理作業写真

防蟻処理エコボロン散布写真

~見えないところほど大切に~

ケーアイリビングでは構造や性能にもこだわった、美しい家づくりをしています。

 

ケーアイリビングが採用する「エコボロン」の特徴 まとめ

・農薬系防蟻薬と比較して、イニシャルコストは多少高くつくが、後々のメンテナンスを考えればトータル的にとても安くつくこと。

・一番大切なことは、安心安全であること。

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